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よく、「過去と他人は変えられない」と言いますよね。
でも、実際に私自身や私のクライアントさんは、過去も他人も変わったと感じています。なぜなのでしょうか?
私は失くしものを探し出すのが得意。
子どもがなくしたプリントや鍵など、いつも「絶対にある」と信じて探し出してきました。
そんなある日、道路で手袋を落としてしまったんです。
いつものように、「絶対に見つかる」と信じて通った道をたどりながら探してみたら、やはり見つけることができました。
でも、その時、ふと思ったんです。
いつも私は「失くしては探し出す」このゲームを繰り返している。これって一体何だろうって。
そこでセルフコーチングをしてみました。
すると、年長か小学校1年生の頃の記憶がよみがえってきました。
春、母親が大事にしていた色鉛筆を持ち出して、菜の花畑でスケッチをしていました。
夕方帰宅した時に、その色鉛筆を置き忘れた、正確には失くしたことに気づきました。
母親に叱られ、「探してきなさい!」と言われて、夕方の菜の花畑に戻りました。
菜の花は6歳の少女の背丈以上もあり、辺りはだんだん薄暗くなり、夕飯のにおいがして、
早く見つけなきゃ、早く帰らなきゃ、母親に怒られる、と泣きながら必死に探し回りました。
でも、見つけることができず、その後どうなったかは覚えていません。
この記憶は、叱られた出来事として覚えていましたが、手袋を失くした時の感情をたどると、この記憶につながっていることに気づいたんです。
私が失くしものをしては探し出すという行動は、母親の色鉛筆を探し出して、許してほしいという気持ちにつながっていました。
だから、何度も何度も失くしては探し出すという行為を繰り返していたんです。
それに気づいた時、愕然としました。
「そうか、私は母親に『おかあさん、ほら、見つけたよ。だから許して』って言いたかったんだ。」と。
その気持ちに気づいて、その感情を十分に味わって、たくさん泣いて、その感情を解放してあげたら、もう大丈夫、私はこのゲームを終了することができました。
以来、失くしものをすることはなくなりました。
そして、あの菜の花畑の思い出も、今では「そんなこともあったね」という懐かしい記憶に変わりました。
安心安全な場所で話すうちに、今の悩みの原因が過去の思いもよらないところに結びついていることが明らかになり、感情を解放することで過去の捉え方が変わることがあります。
そして、よみがえってくる思い出も変化していくんです。
同じように、嫌だと思っていたあの人のことも、捉え方が変われば、「あれ?意外といい人かも!」と感じられるようになります。
過去も他人も、自分の捉え方が変われば、180度違ったものに変わります。
過去と他人は変えられる。
せいりとせいとん
スキルだけでは人は動かない 目標の先のビジョンが原動力
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