患者さんが薬を飲み続けられないのは、意志が弱いからではありません。
「その人に合った関わり方」に整えるだけで、服薬指導は、患者さんの生活に届くようになります。

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2026/06/21
ホームページを新しくしました 
― あらためて、自己紹介をさせてください  

ホームページを新しくしました。

これまでも片づけやコーチング、研修と、いろいろな顔で活動してきましたが、これからは「薬剤師さんのためのサポート」を真ん中に置いて、発信していこうと決めました。

その第一歩として、あらためて自己紹介をさせてください。
少し長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

41歳、見た目はベテラン・中身は新人の薬剤師でした

私は今でこそ現役の薬局薬剤師として、月のべ300名以上の患者さんと向き合っていますが、薬局のカウンターに初めて立ったのは41歳のときでした。


千葉大学の薬学部を出てスタートは研修講師。結婚・出産を経て、長く専業主婦をしていた時期があります。
マタニティと授乳服しか着ていなかった、あの頃。気づけば働くことから10年近く離れていました。

復帰を決めたのは、薬学部が6年制になって新しい卒業生が出てくる年。
「今働かないと、もう雇ってもらえないかもしれない」。その一心でした。

でも、いざ就職すると、専門用語はすっかり頭から抜けていて、NHKの「今日の健康」や放送大学を見て勉強し直すところからのスタート。
薬局に来ている実習生と一緒に学んだこともあります。
見た目はベテラン、中身は新人。あの心細さは、今もよく覚えています。


そして、当時いちばん苦手だったのが、患者さんと話すことでした。


何を聞けばいいのか分からず、当たり障りのない会話をなんとなくして、お薬を渡す。
患者さんは「薬剤師さんだから」と話を聞いてくれていただけ。
正直に言うと、あの頃の私は、お金のために働いていました。


「言うことを聞かせたい」でぶつかっていた日々

実は、もっと苦しかったのは家のほうでした。

思春期の子どもに、「こうやればいいのに」と思うことを言う。
でも、聞かない。
すると私は「だからお母さんの言うとおりにしないからでしょう、なんで聞かないの!」とバトルになる。
毎日のように、そんなことを繰り返していました。


私は、子どもを間違いのないように育てたかった。私の言うとおりにしておけば間違いないと、本気で思っていたんです。


今振り返ると、ずいぶん傲慢でした。でも当時は、それが愛情だと信じて疑いませんでした。


コーチングとの出会いが、ぜんぶを変えた

転機は、子育てに悩んで手に取った一冊の本でした。「子どもがみるみる変わるコーチング」。
子どもを変えたくて、コーチングを学び始めたんです。

ところが、学べば学ぶほど、思っていたものと違いました。


コーチングは、相手を「変える」ものではなかった。
相手が自ら気づき、自分で行動し、変わっていく。
その伴走をするものでした。


あるとき、はっとしました。
私がずっと質問できなかったのは、相手の話を聞かずに、自分の意見を伝えることばかり考えていたから。
相手がどう思っているかを聞くのがコーチングの質問だと分かったとき、ようやく霧が晴れました。


変化は、すぐに表れました。


子どもが私と違うことをしていても、「そっか」と見ていられるようになった。
見ていると、結局うまくいく。
自分の考えがすべて正しいわけではないと、はじめて思えました。


そして患者さんとの会話が、楽しくなったんです。
怖い顔の患者さんも、話好きの患者さんも、相手のスタイルが分かれば、機嫌を損ねずに服薬指導ができて、ちゃんと話を切り上げることもできる。
あんなに苦手だったのに、です。


「整えると、人生の使い道に気づく」

もうひとつの転機が、片づけでした。

コロナ禍にオンラインで整理収納の講座を受けたら、習うことが自分のやってきたことと重なって、「このやり方で合っていたんだ」と答え合わせができた気分でした。
そして1級の実技で友人の家を片づけたとき、「これが仕事になったら、こんなに幸せなことはない」と心から思ったんです。


片づけの現場では、モノが整うと行動が変わり、表情が変わり、人生が動き出す瞬間を、何度も見てきました。
一方で薬剤師として働く中では、環境だけでなく、人との関わり方や思考のクセを整えることの大切さも感じています。


頭の中も、目の前の世界も整える。薬剤師であり、コーチであり、整理収納アドバイザーである私だからこそ、できることがあると思っています。


これからは、薬剤師のあなたへ

かつての私のように、患者さんとの会話に悩んでいる方。
後輩指導や、管理薬剤師としてのチーム運営にくたびれている方。
「このままの働き方でいいのかな」と、ふと立ち止まった方。

そんな薬剤師さんに向けて、これから週に1度、ここで言葉を届けていきます。

私が大切にしているのは、「みんなできる」「なんにでもなれる」「遅すぎることはない」ということ。
41歳で薬局デビューした私が言うのですから、これは本当です。

コーチング、研修、片づけ。形はいろいろですが、根っこにあるのは、あなたが自分らしく働き、自分らしく生きるお手伝いをしたい、という想いです。

どうぞ、これからよろしくお願いします。

次回からは、薬剤師の毎日に効くお話を、少しずつお伝えしていきますね。

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整えると人生の使い道に気づく

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